昭和30年代中(1960年代)のボテ箱

 ファイバー製(硬質紙製)のボテ箱。プラ製が登場する前に使用されていたタイプ。ボテ箱の語源と言われる”張りボテ”。それと同じ材質(紙製)を使っているところにも、哀愁が漂ってしまいます。


 某オークションで入手した紙製板(ファイバー製)のボテ箱。>一見すると革製にみえる

 全体の大きさは、現在のフリーBOX(上下にスライドする集配車用のボテ箱)とほぼいっしょ。
元の色は、黒なのか?赤なのか?も、40数年経ってしまった現在では不明です。。。
 上部コーナー(角)には補強の為に真鍮製の金具が使用され、底部は本体と同じ材質を使い二重の底にされています。また、組立にはリベットを使い各パーツを留め、まさに頑丈そのものの作り。(しかも本体の材質は”板”のように硬いのだ!)
 

アルミプレート(画像向かって左下)には、以下の内容が書かれています。

 品名

ユ第527号

 番号

〒□

 耐用
 年数

3年
昭和□年□月□日 開始
昭和36年11月納入

 納入者

東洋ファイバー
#□内には刻印、または書き込みするスペースですが、何も書かれておらず空白です。

ファイバー製→[ヴァルカナイズド.ファイバー(パルプ繊維原紙等を積層した、硬質繊維板)]


<全体像>


大きさは、たて48cm×よこ62cm×高さ31cm(実寸)
上部がやや広く底部が若干小さく、扇型をしている。(プラボックスのように四角ではない)
#タイガーマスクは大きさの参考まで(意味ないか!苦笑)

 後日、重さと側面および底面の画像をアップ予です。


<おまけ>

 ”予約”を入れさせていただきました(苦笑)、某郵政局の年代物ボテ箱ファイバー版。

 こちらは、現在予約中の某郵政局ボテ箱。やはり年代は古いようですが、前記のモノに比べやや小振りな様子。詳細は後日へ。

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