速達用かばん

 集配かばんのミニチュア版とさえ言えそうな(笑)、速達かばん。元々、速達用(特に午後)に開発された代物だという。

その全体像

 大きさの参考のため、タバコを乗せてます。

中央にある銀色の〒紋章(刻印)も、年代により多少形が変わるそうです。

赤パイピン(新集配かばん)との大きさ比較

 集配かばんに速達かばんが内蔵できる大きさ(笑)。そのくらい小さくて、しかもミニ版に見えるから可愛いかも。
 インテリアとしてなら、こっちの方がイイですね。


内部

 集配カバンとまったく同じ構造。後側にポケットが1ヶ付きます。

銘柄

 持ち出しベロ裏には、しっかりと”速達用かばん”と明記してある。

柳澤商工納、昭和42年6月、とある刻印

納入業者名

 このカバンだけか?不思議なことに、納入業者名ががま口枠にも刻印されている…。しかも、”月”が1ヶ月ずれている…?

 また、昭和40年8月モノには「年代と納入者名」が左右逆に刻印されているという。

八興納、昭和42年7月とある刻印

リベットの比較

 リベットの頭の形状が平たく加工されている。他の昭和40年代モノではリベット数が15個だったが、このモノは14個と1ヶ減ったという。

 サイズは正面からみて、上辺部30cm、底辺部34cm、高さ23cmの台形型。底面は、横34cm、縦15cm。

 以上、資料提供は、〒かばん研究家デブマ氏でした。

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